人生で最初のプログラミング

高校3年生だった1983年の秋、同じクラスにシャープのパソコンを持っているやつがいた。

へぇーと思ったくらいの感想だった。

私にとってのコンピュータといえば、小学生の頃にみたテレビアニメのバビル2世で登場した何かの機械の塊だなと思うくらいだった(たしか対話していたような)。

シャープのパソコンを持っているやつとは、そんなに親しくはないし深入りすることはなかった。

それから大学(建築学部)に進み、大学1年生の夏休みになったとき新聞の折り込みに入っていたチラシにカシオのハンドヘルドパソコンが2万円くらいで販売されていた。

パソコン...コンピュータかぁ、高校の時のパソコンエピソードが頭に浮かんで、パソコンのひとつくらい触れておかなきゃなぁと理系の心が購入を決めた。

新聞の折り込みチラシってどうやって購入したんだろう?多分電話かなぁ?全然記憶なし。

1週間くらいしてハンドヘルドパソコンがきた。

マニュアル本2冊と本体にキーボードと小さいモノクロ液晶がついたA4サイズ大のモノを手に入れた。

そして、マニュアルを読んでいき電池を入れてスイッチをON、BASIC言語なるもので足し算をして答えを表示する。

迷わずにできたのだが、これじゃない。

なんか命令したら答えを出してくれるのが、私のイメージのコンピュータだった。

そう、これじゃない。

プログラミングをしないといけないじゃないか!!

プログラミングをするためには、なんかいっぱい学習しないといけないじゃないか!!

ということで3日ほどパソコンに触れましたが、すぐにお蔵入りしました。

これが、自身の最初のプログラミングでした。

1984年夏のできごとでした。

 

akiba-pc.watch.impress.co.jp