最初の仕事は納品作業

(1988年6月頃)
最初に就いた仕事は富士通の大型汎用機の仕事だった。
大型汎用機というとCOBOLというイメージだが、
やった仕事はOS寄りの仕事だったのでアセンブラとかマシン語りの言語であるLDLで開発を行う仕事に従事した。
当時のデスクまわりの環境は、ネズミ色天板の事務机とセットになっているネズミ色のキャスター付きのイスを使っていた。
まだ、コクヨなどが出しているOAうんちゃらといったOA家具的なものは、まだ存在していない頃だった。
そのネズミ色天板の上には、パソコンが...ないです。仕事用に1人1台パソコンが用意されたのはもう少し後になってからです。
代わりに灰皿が置いてあります。
喫煙タイムというのがあって偶数の時間は喫煙者が喫煙可能でした、10時〜11時の間とかね。その時間帯はちょっと空気もネズミ色になってました。なんか昭和って感じですね。
最初にやったのは、納品作業でした。キングジムの箱ファイルにプログラムのテスト結果を束ねていく作業でした。
テスト項目書とテスト結果を印刷してパンチ穴を開けて箱ファイルに綴じていきます。
箱ファイルの背表紙をワープロOASYSで打ち出して差し込んで1冊できあがり。
納品物の多いときは、箱ファイル7冊くらいになったかな。
結構重労働です。
ちなみにテスト項目とテスト結果は手書きです。
デシジョンテーブルのテスト項目書の雛形をOASYSで作って1枚を印刷、それを箱ファイル7箱分くらいの枚数にコピーされたものにテスト項目を手書き、テスト結果を書込み(このとき、私は納品作業だけなのでコピーとファイル綴じ)。
パソコンが1人1台ないってのは結構大変です。ちなみにワープロもフロアーの全員で2台くらいしかないものをシェアして使っていました。
ワープロコピー機を使えることがプログラマーの最初の一歩でしたかね。

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