棚から取り出す

(1984年秋)夏休みに購入して直ぐに使うのを止めて、棚に放置していたカシオのハンドヘルドパソコンを取り出してきてBASICのプログラミングをちょいと真剣に学習した。

早速、授業でならったFortranバブルソートプログラムをBASICに移植してみて実行してみた。

できる。いい感じ。パソコン最高。

建築学部の自分にとっては、構造計算などに使えるんだよね~。計算機だから。

液晶モニタは小さいがグラフィック表示も可能で直線や円をプログラミングで表示できる。

はぁぁ、こんな風にやってグラフィックってプログラミングするんだぁと思った次第。

グラフィックやるなら画面の大きなパソコンでやらねば。

なにか、購入するか... そんなに金はない...

ソートプログラム

大学1年の後半(1984年)になると数学のクラスで計算機つまりコンピュータを使う授業がはじまった。

マシンはIBMのミニコンだったと思う。

グリーンディスプレイのキャラクターしか表示されない俗に言うダム端をマシン室で操作する。

言語は理系なので無条件にFortran

1年の夏休みでハンドヘルドパソコンにちょっとだけプログラミングに触れていたので抵抗なく授業を理解することができた。

そして授業はソート処理に

ランダムの10個の数字をバブルソートするプログラムだった。

教科書の通りに打ち込みをして実行するとランダムの数字が瞬時に昇順に並び替えられて表示された。

自分が発見したわけではないのに人生最大の発見をした。

これって1万件でもいけるよね。いや、100万件でも。

その時、始めてコンピュータの偉大さを理解した。

ここから、コンピュータにハマって行くことに...

40年くらい経っているのだが、その教科書は今も自分の本棚にあります。

 

 

人生で最初のプログラミング

高校3年生だった1983年の秋、同じクラスにシャープのパソコンを持っているやつがいた。

へぇーと思ったくらいの感想だった。

私にとってのコンピュータといえば、小学生の頃にみたテレビアニメのバビル2世で登場した何かの機械の塊だなと思うくらいだった(たしか対話していたような)。

シャープのパソコンを持っているやつとは、そんなに親しくはないし深入りすることはなかった。

それから大学(建築学部)に進み、大学1年生の夏休みになったとき新聞の折り込みに入っていたチラシにカシオのハンドヘルドパソコンが2万円くらいで販売されていた。

パソコン...コンピュータかぁ、高校の時のパソコンエピソードが頭に浮かんで、パソコンのひとつくらい触れておかなきゃなぁと理系の心が購入を決めた。

新聞の折り込みチラシってどうやって購入したんだろう?多分電話かなぁ?全然記憶なし。

1週間くらいしてハンドヘルドパソコンがきた。

マニュアル本2冊と本体にキーボードと小さいモノクロ液晶がついたA4サイズ大のモノを手に入れた。

そして、マニュアルを読んでいき電池を入れてスイッチをON、BASIC言語なるもので足し算をして答えを表示する。

迷わずにできたのだが、これじゃない。

なんか命令したら答えを出してくれるのが、私のイメージのコンピュータだった。

そう、これじゃない。

プログラミングをしないといけないじゃないか!!

プログラミングをするためには、なんかいっぱい学習しないといけないじゃないか!!

ということで3日ほどパソコンに触れましたが、すぐにお蔵入りしました。

これが、自身の最初のプログラミングでした。

1984年夏のできごとでした。

 

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